賃貸でもスマートホームは始められる — 2026年の状況

「うちは賃貸だからムリ」「壁にねじ穴を開けたら怒られる」。スマートホームに興味はあるけど、こんな理由であきらめている人は多い。しかし2026年、その前提はほぼくつがえった。Matter/Threadに対応したワイヤレスデバイスが出そろい、コンセントに差す・テープで貼る・棚に置くだけで家じゅうをスマート化できるようになった。
この記事では、賃貸の部屋でも原状回復できる範囲でスマートホームを組むための全手順をまとめる。デバイスの選び方、予算別のおすすめセット、1週間で完成する導入ステップ、退去時の戻し方まで、このページだけで完結するガイドだ。スマートホーム自体がはじめての方は入門ガイドも先にチェックしてほしい。
この記事でわかること:
- 賃貸でOKなデバイスとNGなデバイスの線引き
- 予算1.5万円から始めるおすすめセット
- 1週間で終わる導入ステップと自動化レシピ
- 退去時の原状回復チェックリスト
なぜ2026年は賃貸スマートホームの当たり年なのか

3つの変化が重なったことで、賃貸でのスマートホーム化がぐっとやりやすくなった。
ワイヤレス化の完成。WiFi、Bluetooth、Thread、Zigbeeといった無線のプロトコルがそろい、ほぼすべてのカテゴリで有線工事が不要になった。コンセントにつなぐか、ボタン電池で動くか、どちらかのパターンで済む。天井裏に配線を引くような話はもう過去のものだ。
Matterによるメーカー横断。SwitchBotで買ったセンサーをApple Homeから使う、IKEAの電球をAlexaで操作するといったことが、Matterという統一規格のおかげで当たり前にできるようになった。メーカーを統一する必要がなくなったぶん、賃貸向きの安い製品をつまみ食いしやすい。
取り外し前提の設計が標準に。SwitchBotやAqaraの最新デバイスは、両面テープやマグネットでの設置が前提になっている。「退去時にはがせるか」を心配する必要がほぼない。
持ち家のスマートホーム化では、埋め込み型スイッチや配線工事に走りがちだ。賃貸は工事ができないぶん、ワイヤレスだけで組むシンプルな構成になりやすい。結果的にトラブルが少なく、引越し先にもそのまま持っていける。「制約」が「身軽さ」に変わるのが賃貸スマートホームの意外な強みだ。
賃貸でOKなデバイスとNGなデバイスの線引き

スマートホームのデバイスは大きく「設置型」と「工事型」に分かれる。賃貸で使えるのは設置型だけだ。ここを間違えると退去時にトラブルになるので、まず線引きを明確にしておく。
賃貸OK — 設置型デバイスの特徴:
コンセントに差すタイプ(スマートプラグ、スマートリモコン、スマートスピーカー)は、抜けば元通りなので何も問題ない。電球の交換も同様で、退去時に元の電球に戻すだけだ。両面テープ貼りつけのセンサー類(人感センサー、開閉センサー、水漏れセンサー)は、3Mのコマンドタブのように跡が残りにくいテープを使えばOK。磁石で棚や冷蔵庫にくっつけるタイプも問題なし。
賃貸NG — 工事型デバイスの特徴:
壁の中に埋め込むスマートスイッチ(Aqara H1やSwitchBot壁埋込スイッチ)はねじ穴と配線工事が必要なのでアウト。天井直付けのシーリングライト一体型は、引掛けシーリングに対応していれば問題ないが、直結配線のものはNG。玄関のスマートロックは粘着テープ型ならOKだが、シリンダー交換型は大家の許可がいる。
100均の両面テープを使うと、はがすときに壁紙がめくれることがある。必ず「はがせるタイプ」の両面テープを使うこと。3Mのコマンドタブ(耐荷重2kg以上推奨)が鉄板。SwitchBotやAqaraの付属テープも基本的にはがせるタイプだが、古い壁紙や砂壁には念のためマスキングテープを下地にするとよい。
賃貸向けデバイスの選び方 — 4つの軸

デバイスを選ぶときに見るべきポイントは4つある。この4つを頭に入れてからAmazonを開くと、余計なものを買わずに済む。
軸1:設置方法が「置く・貼る・差す」で完結するか
壁にねじ穴を開ける製品は問答無用でNG。「置く」「貼る」「差す」の3パターンだけで設置できるかを最初にチェックする。製品ページの「設置方法」セクションを見れば判断できる。
軸2:Matterに対応しているか
Matterは2022年にスタートしたスマートホームの統一規格で、Alexa・Google Home・Apple Homeのどれからでも同じデバイスを使えるようにする仕組みだ。2026年時点で対応製品が出そろってきているので、これから買うならMatter対応を優先するとよい。将来、スマートスピーカーを買い替えてもデバイスはそのまま使い続けられる。
軸3:エコシステムの統一感
Matterで横断はできるとはいえ、同じメーカーでそろえたほうがアプリの一元管理やオートメーション連携がスムーズだ。SwitchBotならSwitchBotアプリ、AqaraならAqara Homeアプリで全デバイスを管理できる。「まずはどのメーカーをメインにするか」を決めてから買い足すと失敗が少ない。
軸4:退去時の原状回復のしやすさ
テープをはがすだけ、コンセントを抜くだけ、電球を戻すだけ。この3パターンのどれかで元に戻せるかを確認する。とくにスマートロックは粘着テープ型を選ぶこと。スマートロックの選び方で詳しく比較している。
おすすめデバイス — カテゴリ別に1台ずつ厳選

賃貸で使いやすいデバイスをカテゴリごとにピックアップする。どれも「置く・貼る・差す」で設置が完結し、退去時はそのまま持ち出せるものだけだ。
スマートリモコン:SwitchBot Hub 2
エアコン、テレビ、照明など赤外線リモコンで動く家電をスマホから操作できるようにするデバイス。リビングのテーブルや棚に置いてUSB-Cで給電するだけで設置完了。温湿度センサーも内蔵しているので、「湿度が40%を下回ったら加湿器をつける」のような自動化もこれ1台でできる。

SwitchBotのエコシステムの中心になるデバイスで、これを起点にボットやセンサーを追加していく形になる。SwitchBotとSesameの比較も参考にしてほしい。
スマート電球:IKEA TRADFRI E26
既存の照明器具の電球をそのまま交換するだけで、調光・調色をスマホから操作できるようになる。E26口金は日本のほとんどの照明に合うサイズだ。退去時は元の電球に戻すだけ。1個あたりの価格が安いので、リビング・寝室・廊下と複数まとめて導入しても財布に優しい。

Zigbee接続なので、IKEA DIRIGERAゲートウェイか、SwitchBot Hub 2経由で操作する。Matter対応のNanoleaf Essentialsも選択肢だが、価格はIKEAの約3倍になる。
人感センサー:Aqara P2
廊下やトイレに取りつけて、人を検知したらライトをつけるといった自動化のトリガーになるデバイス。両面テープかマグネットで壁やドア枠にぺたっと貼るだけ。Matter/Thread対応なので、ハブなしでもApple HomeやGoogle Homeから直接使える。ボタン電池で約2年もつ。

SwitchBotの人感センサー(B094W18WZM)も同等の機能があるが、AqaraのP2はMatter/Thread対応でハブ不要という点が賃貸向き。設置のハードルが一段低い。
スマートプラグ:SwitchBot プラグミニ
コンセントと家電のあいだに差し込んで、スマホからON/OFFを操作するデバイス。電気ポット、コーヒーメーカー、扇風機など、プラグを抜き差しすれば電源が切れる家電に使える。消費電力のモニタリングもできるので、「この古い電子レンジ、月にいくらかかってるんだろう」という疑問に答えが出る。

コンセントから抜けば完全に原状回復。退去時にいちばん気楽なデバイスだ。スマートプラグの詳しい選び方はこちら。
水漏れセンサー:SwitchBot 水漏れセンサー
洗濯機の下やキッチンのシンク下に置いておくだけで、水漏れを検知してスマホに通知が届くデバイス。賃貸で水漏れを起こすと階下への被害で高額な修繕費が発生するリスクがあるため、地味だが費用対効果は群を抜いて高い。床に置くだけなので設置も退去も一瞬。

1,780円で階下への弁済リスクを回避できると考えれば、保険のようなものだ。水漏れセンサーの選び方もあわせてどうぞ。
指ロボット:SwitchBot ボット
壁のスイッチを物理的に押してくれる小型ロボット。壁スイッチの横に両面テープで貼りつけると、スマホから「ぽちっ」と押す操作ができる。賃貸ではスイッチ自体を交換できないので、このボットで物理的に押すのが唯一の選択肢だ。給湯器のスイッチ、お風呂の追い焚きボタンなど、リモコンがない家電にも対応できる。

予算別おすすめセット — 1.5万円/3万円/5万円

いきなり全部をそろえる必要はない。まずは予算に合ったセットから始めて、足りないと感じたら追加すればよい。
セット1:まず試す(約15,000円)
SwitchBot Hub 2を1台(7,480円)、IKEA TRADFRIの電球を2個(約4,000円)、SwitchBotプラグミニを2個(約3,960円)で合計15,440円ほど。これだけで「エアコンをスマホから操作」「朝7時に電球がゆっくり明るくなる」「外出先からコーヒーメーカーのスイッチをOFF」が実現する。
できること:リビングの赤外線家電をスマホ操作、スマート電球で朝夜の照明自動化、スマートプラグで家電のON/OFFをスケジュール化。
セット2:ひととおりそろえる(約30,000円)
セット1にAqara P2人感センサーを2個(約5,560円)、SwitchBotボットを1台(4,480円)、SwitchBot水漏れセンサーを1台(1,780円)、IKEA TRADFRIの電球をさらに2個(約4,000円)追加。合計は約31,000円前後。
できること:廊下に入ると自動で照明がつく、お風呂の追い焚きボタンをスマホから押す、洗濯機まわりの水漏れ検知、全室の照明をシーンで切り替え。
セット3:フル装備(約50,000円)
セット2にSwitchBot見守りカメラ(約4,980円)、SwitchBot開閉センサーを2個(約3,960円)、スマートプラグをさらに2個(約3,960円)、SwitchBotボットをもう1台(4,480円)追加。合計は約48,000円前後。
できること:外出中のペットや部屋の様子を見守り、玄関ドアの開閉をスマホで確認、帰宅したら自動で照明とエアコンがON、全家電のスケジュール管理と消費電力の見える化。
SwitchBotはAmazonのセールで20-30%OFFになることがよくある。プライムデーやブラックフライデーを狙えば、セット2の内容をセット1の予算で組めることもある。急ぎでなければセール時期を待つのもありだ。
1週間で完成する導入ステップ

「買ったはいいけど設定がめんどくさくて箱のまま放置」を避けるために、1日1テーマで進めるステップを組んだ。平日の夜30分でもできる作業量にしてある。
1日目(月):アプリのインストールと WiFi確認
スマホにSwitchBotアプリ(またはAqara Homeアプリ)をインストールし、アカウントを作成する。自宅のWiFiが2.4GHzに対応しているかも確認しておく。スマートホームデバイスの多くは2.4GHz帯しか使えないので、5GHz専用のルーター設定になっていると接続できない。
2日目(火):ハブの設置
SwitchBot Hub 2をリビングのテーブルか棚の上に置き、USB-Cケーブルでコンセントに接続する。アプリの案内にそってWiFi接続を完了させる。設置場所はエアコンやテレビのリモコン受信部が見える場所がベスト。赤外線は壁を通らないので、部屋ごとにハブが必要になる点は覚えておきたい。
3日目(水):電球の交換
既存の電球を外してIKEA TRADFRIに交換する。外した電球は退去時に戻すので、箱に入れて保管しておく。アプリで接続したら、明るさ・色温度の調整を試してみる。「夜21時以降は暖色で暗め」「朝6時から白色で明るく」のスケジュールを設定すると、初日から効果を実感できる。スマート電球の選び方も参考にしてほしい。
4日目(木):センサーの設置
人感センサーを廊下やトイレの壁に貼りつける。検知エリアは水平170度、約7mなので、通路の突き当たりか入口の上部に取りつけるのが定番。水漏れセンサーは洗濯機の下かシンク下の排水管のそばに置くだけ。センサーの選び方もあわせて確認してほしい。
5日目(金):自動化のレシピを組む
ここまで設置したデバイスを連携させて、自動化のルールを作る。おすすめの組み合わせ3パターン。
パターンA:帰宅したら照明とエアコンがつく。SwitchBotアプリの「シーン」で「スマホの位置情報が自宅圏内に入ったら → 照明ON + エアコンON」を設定する。
パターンB:廊下に入ったら照明がつく、いなくなったら消える。人感センサーの検知をトリガーに、廊下のスマート電球をON。2分間検知なしでOFF。
パターンC:就寝時にすべてOFF。Alexaに「おやすみ」と言ったら照明・テレビ・エアコンを全部OFFにする「おやすみシーン」を登録する。
6日目(土):テストと微調整
1週間使ってみて感じた不便を調整する日。人感センサーの感度が高すぎてペットに反応してしまう場合は検知エリアをしぼる。照明の明るさや色温度も、実際の生活リズムに合わせて微調整する。
7日目(日):記録とバックアップ
設定内容をスマホのスクリーンショットで記録しておく。アプリのアカウント情報もメモしておく。万が一スマホを買い替えたとき、ゼロから設定し直す手間を省ける。SwitchBotアプリはクラウドに設定を保存しているので、同じアカウントでログインすれば復元できる。
自動化レシピ集 — すぐに使える7パターン

設置が終わったら、次は自動化を組んで「手を使わない生活」を広げていく。賃貸でも実現できるレシピを7つ紹介する。
レシピ1:朝の目覚まし照明。平日6時30分にスマート電球を暖色20%で点灯し、15分かけて白色100%まで上げる。目覚ましの音より自然に起きられるという声が多い。
レシピ2:外出中の防犯照明。夜19時から22時のあいだ、ランダムな間隔でリビングの照明をつけたり消したりする。SwitchBotのランダムスケジュール機能で設定できる。
レシピ3:お風呂の追い焚き予約。帰宅30分前にSwitchBotボットで追い焚きボタンを押す。GPS連動シーンを使えば、最寄り駅に着いたタイミングで自動実行できる。
レシピ4:湿度連動の加湿器ON/OFF。SwitchBot Hub 2の内蔵湿度センサーが40%を下回ったらプラグミニ経由で加湿器をON、60%を超えたらOFF。冬場の乾燥対策に効く。
レシピ5:洗濯機の完了通知。洗濯機にスマートプラグをかませて消費電力をモニタリングし、電力がゼロ近くになったら「洗濯おわったよ」とスマホに通知を飛ばす。干し忘れ防止。
レシピ6:深夜の廊下ライト。夜22時以降、人感センサーが廊下で動きを検知したら、照明を暖色10%で5分だけ点灯する。眩しくない程度に足元を照らす。
レシピ7:消し忘れアラート。外出先でスマートプラグの消費電力が一定以上なら「アイロン消し忘れてない?」とプッシュ通知を送る。SwitchBotのウィジェットからワンタップでOFFにもできる。
退去時の原状回復 — チェックリストつき

退去のときにやるべきことをカテゴリごとにまとめた。ひとつずつ確認していけば、30分もかからずに全デバイスを撤去できる。
電球:スマート電球を外して、保管しておいた元の電球に戻す。箱がなくても電球自体を戻せればOK。口金のサイズ(E26/E17)が合っていることだけ確認する。
コンセントまわり:スマートプラグ、スマートリモコン、カメラなど、コンセントに差しているデバイスを全部抜く。ホコリがたまっていたら軽くふき取る。
両面テープ貼りつけ:人感センサー、開閉センサー、SwitchBotボットなど。3Mコマンドタブの場合はタブの端を引っぱってゆっくりはがす。テープの跡が残ったらセロハンテープでぺたぺたすると取れる。消しゴムでこするのも有効。
スマートロック:粘着テープ型ならテープごとはがし、ドアノブやシリンダーに残った粘着をアルコールでふき取る。鍵穴まわりに傷がないことを確認。
原状回復が完了したら、デバイスを外した箇所の写真を撮っておくこと。壁紙のはがれやテープ跡がないことの証拠になる。万が一「傷がある」と言われたときの反論材料にもなる。
原状回復チェックリスト:
- 全電球を元に戻したか
- 全コンセントのデバイスを抜いたか
- 壁のテープ跡を除去したか
- ドアまわりのスマートロックを撤去したか
- デバイスを外した箇所の写真を撮ったか
WiFiルーターにスマートホーム用のポート開放やMACアドレスフィルタリングを設定していた場合は、あわせて初期化しておく。
大家さんへの届出が必要なケースと不要なケース

基本的に、この記事で紹介したデバイスは「家具を置く」のと同じ感覚で使えるものばかりなので、届出なしで導入できるケースがほとんどだ。ただし、以下のケースでは大家さんか管理会社に一言入れておくと安心。
届出を推奨するケース:玄関にスマートロックを取りつける場合(鍵まわりは退去トラブルになりやすい)、共用部に近い場所にカメラを設置する場合(隣人のプライバシーに配慮)、Wi-Fiのアクセスポイントを追加する場合(電波干渉のクレーム予防)。
届出が不要なケース:コンセントに差す系のデバイス全般、電球交換、両面テープ設置のセンサー類、テーブルや棚に置くスマートスピーカー。
届出するときは「配線工事も穴あけもせず、退去時に全部もとに戻します」と伝えればたいてい了承が得られる。写真つきで「こんなデバイスを貼ります」と見せると話が早い。
よくある質問

Q:WiFiがない部屋でもスマートホームはできる? A:基本的にWiFi環境が必須だ。モバイルルーターでも動くが、外出時にルーターを持ち出すとデバイスがオフラインになる。固定のWiFi環境を用意することを強くおすすめする。
Q:スマホを買い替えたら設定はやり直し? A:SwitchBotもAqaraもクラウドにデータを保存しているので、新しいスマホで同じアカウントにログインすれば設定は引き継がれる。アカウントのメールアドレスとパスワードだけ覚えておけば大丈夫だ。
Q:電気代はどれくらい増える? A:スマートホームデバイスの消費電力は微々たるもの。Hub 2が約2W、スマートプラグの待機電力が約0.5W。全デバイスあわせても月100円もいかない。むしろスマートプラグによる待機電力カットで差し引きプラスになるケースが多い。
Q:2年後3年後も使える? A:Matter対応デバイスなら、メーカーがサポートを終了してもMatterの規格自体がオープンスタンダードなので他のアプリから引き続き使える。独自規格のデバイスは、メーカー撤退リスクがある。だからこそMatter対応を推奨している。
Q:ペットがいるけど人感センサーは大丈夫? A:犬や猫は人感センサーに反応する場合がある。SwitchBotの人感センサーには感度調整があるので、ペットのサイズに合わせて検知エリアをしぼるとよい。完全に除外はむずかしいが、センサーの高さを人の腰の位置まで上げると誤検知が減る。
Q:引越し先にそのまま持っていける? A:ワイヤレスデバイスなので全部持っていける。新居でWiFiに再接続するだけで使える。有線工事をしていないぶん、引越しのハードルが低いのが賃貸スマートホームの長所だ。
まとめ — 賃貸だからこそ、シンプルに始められる

2026年の賃貸スマートホーム化は「できるかどうか」の段階はとっくに過ぎて、「どこから始めるか」の話になっている。SwitchBot Hub 2とスマート電球2個、プラグミニ2個の15,000円セットで、日々の暮らしが目に見えて変わる。
ポイントを3つだけおさらいしておく。
ワイヤレスだけで組む。 壁に穴は開けない、配線はしない。コンセントとテープとマグネットで全部いける。
Matterに対応したデバイスを選ぶ。 メーカーに縛られず、将来の買い替えにも強い。
退去時は元に戻せるものだけ。 電球を戻す、テープをはがす、プラグを抜く。これだけで原状回復が完了する。
賃貸の制約があるからこそ、余計なものを買わずにすむ。シンプルでトラブルが少ない構成が自然とできあがる。それが賃貸スマートホームのいちばんの強みだ。
スマートホーム入門ガイドでデバイスの基本を確認し、スマートホームハブの選び方でハブ選びを深掘りしてから、この記事の手順にそって導入を進めてほしい。スマートスピーカーの選び方やセキュリティカメラの選び方も、必要に応じてチェックしてみてほしい。
参考文献
- SwitchBot "Getting Started with SwitchBot Hub 2" -- https://www.switchbot.jp/ (2026年4月参照)
- Aqara "Matter Compatible Devices" -- https://www.aqara.com/jp/ (2026年4月参照)
- IKEA "TRADFRI Smart Lighting Guide" -- https://www.ikea.com/jp/ (2026年4月参照)
- CNET "Best Smart Home Devices for Renters 2026" -- https://www.cnet.com/ (2026年4月参照)
- The Verge "Smart Home Rental Guide 2026" -- https://www.theverge.com/ (2026年4月参照)
※ この記事の価格や仕様は2026年4月時点のものだ。最新の情報は各メーカーの公式サイトやAmazonで確認してほしい。 ※ この記事にはアフィリエイトリンクが含まれている。


