SwitchBotカーテン3を買って、朝のカーテン自動開閉を満喫していたのに、3か月後にバッテリー切れで動かなくなった。USB-Cで充電して復活したが、また3か月後に同じことが起きる。カーテンレールからモーターを外し、充電器に繋ぎ、数時間待って戻す。自動化したはずなのに、定期的に手作業が必要になる矛盾。
SwitchBotのソーラーパネル(2,780円)は、この充電問題を根本から解決するアクセサリーだ。窓に貼り付けるだけで太陽光から電力を供給し、カーテン3のバッテリーを常に充電し続ける。南向きの窓なら「充電ゼロ」の完全メンテナンスフリー運用が可能になる。
ただし、全ての窓で同じ効果が出るわけではない。北向きの窓、曇天が多い地域、遮光カーテンの裏側への設置。条件によっては「ソーラーパネルを買ったのに充電が追いつかない」というケースもある。英語圏のレビュー(TechHive、Trusted Reviews、9to5Google、HomeKitAuthority)でも「窓の向きで効果が劇的に変わる」と繰り返し指摘されている。
この記事では、SwitchBotカーテン用ソーラーパネルの設置方法から、窓の向き別の充電効率、ソーラーパネルなし運用との比較まで、正直に検証する。SwitchBotカーテン3のレビューをまだ読んでいない方は先にそちらを確認すると、カーテン3本体の全貌が分かる。
SwitchBotソーラーパネルとは何か

SwitchBotソーラーパネルは、カーテン3(およびカーテン第2世代)専用の充電アクセサリーだ。窓ガラスに吸盤で貼り付け、USB-Cケーブルでカーテン3のモーターに接続する。太陽光を電力に変換し、カーテン3のバッテリーを常時充電する仕組みだ。
スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 価格(税込) | 2,780円 |
| サイズ | 78×78×5mm |
| 重量 | 約36g |
| 出力 | 5V / 最大120mA |
| ケーブル長 | 約2.5m |
| 接続端子 | USB-C |
| 取り付け方式 | 吸盤(窓ガラスに貼り付け) |
| 対応機種 | カーテン3、カーテン第2世代 |
78mm四方のコンパクトなパネルだ。厚さ5mmで窓ガラスに貼り付けても目立たない。ケーブル長2.5mはカーテンレールの端からソーラーパネルの設置位置まで十分に届く。

ソーラーパネルの設置方法

設置は工具不要、3分で完了する。
設置手順
ステップ1: 窓ガラスを清掃する 吸盤の吸着力は窓ガラスの清潔さに依存する。ホコリや油分があると吸盤が外れやすくなる。ガラスクリーナーで設置箇所を拭き、乾いてから設置する。
ステップ2: ソーラーパネルを窓ガラスに貼り付ける 吸盤を窓ガラスに押し当て、レバーをロックする。SwitchBot第3世代のソーラーパネルは吸盤のロック機構が改良されており、先代よりも強力に吸着する。Trusted Reviewsのレビューでは「6か月経過しても吸盤が外れることはなかった」と報告されている。
ステップ3: USB-Cケーブルをカーテン3に接続する ソーラーパネルから伸びるUSB-Cケーブルを、カーテン3のモーター本体の充電ポートに差し込む。ケーブルは2.5mあるので、窓の端からカーテンレールの上を這わせて接続する。
ステップ4: SwitchBotアプリで充電状態を確認する アプリのカーテン3のデバイス画面で、バッテリー残量と充電状態(「ソーラー充電中」)が表示されることを確認する。日中の日光が当たっている時間帯に確認すること。
設置のベストポジション
ソーラーパネルの設置位置は充電効率に直結する。
最適な位置:
- 窓ガラスの上部(カーテンに隠れない位置)
- 直射日光が最も長時間当たる場所
- カーテンを閉めてもパネルがカーテンの外側に出る位置
避けるべき位置:
- カーテンの内側(閉じたカーテンで光が遮られる)
- 窓枠の影になる場所
- 建物の庇(ひさし)で日光が遮られる場所
カーテンを閉めた状態でソーラーパネルがカーテンの裏側に隠れると、充電効率が大幅に低下する。対策は2つ: (1)ソーラーパネルをカーテンの上部(カーテンレールより上)に設置する、(2)レースカーテン側(窓ガラスに近い側)のレールにカーテン3を設置し、ソーラーパネルをレースカーテンの外側に配置する。TechHiveのレビューでは「カーテン上部への設置が最も安定する」と推奨されている。
窓の向き別の充電効率

ソーラーパネルの発電量は窓の向きと日照時間で大きく変わる。日本の住宅事情に合わせて、方角別の実用性を検証する。
南向き(最適)
南向きの窓は1日6〜8時間の直射日光を受ける。SwitchBotの公式スペックでは「1日3時間の日照で充電維持が可能」なので、南向きなら充電が余る状態だ。バッテリーは常に90〜100%を維持し、完全メンテナンスフリーで運用できる。
9to5Googleのレビューでは「南向きの窓に設置して8か月。一度もUSB-C充電していない。バッテリーは常に95%以上」と報告されている。
東向き・西向き(十分)
東向きは午前中、西向きは午後に直射日光を受ける。1日3〜5時間の日照があり、SwitchBotの「3時間で充電維持」の条件を満たす。季節によって充電が追いつかないことがあるが、年間を通してはほぼメンテナンスフリーだ。
HomeKitAuthorityのテストでは「東向きの窓で1年間運用。冬の12月〜1月に2回USB-C充電が必要だったが、それ以外はソーラーだけで十分だった」と報告されている。
北向き(注意が必要)
北向きの窓は直射日光がほぼ当たらない。間接光(反射光)のみでの充電になるため、発電量は南向きの20〜30%程度だ。ソーラーパネルだけでは充電が追いつかず、2〜3か月に1回のUSB-C充電が必要になるケースが多い。
ただし、ソーラーパネルなしの場合は3〜4か月に1回の充電が必要なので、ソーラーパネルがあることで充電頻度は半減する。「完全メンテナンスフリー」は実現できないが、「充電の手間を半分に減らす」効果はある。
季節ごとの変動
| 季節 | 南向き | 東/西向き | 北向き |
|---|---|---|---|
| 春(3-5月) | 充電余裕 | 充電OK | やや不足 |
| 夏(6-8月) | 充電余裕 | 充電余裕 | ギリギリ |
| 秋(9-11月) | 充電余裕 | 充電OK | 不足 |
| 冬(12-2月) | 充電OK | やや不足 | 不足 |
日本の太平洋側(東京・大阪・名古屋等)は冬の日照時間が長く、日本海側(新潟・金沢等)は冬の曇天が多い。日本海側で北向き・東向きの窓の場合、ソーラーパネルの効果は限定的だ。
ただし、沖縄や九州南部は冬でも日照時間が長いため、北向きの窓でもソーラーパネルの効果が十分に発揮される。地域の日照条件を確認する際は、気象庁の「日照時間の平年値」データが参考になる。SwitchBotの自動化レシピと組み合わせれば、日照条件に応じたカーテンの自動制御がさらに洗練される。
マンションの向きと階数の影響
マンション住まいの場合、部屋の方角に加えて「前面に建物があるかどうか」が日照に大きく影響する。南向きの部屋でも、目の前に高い建物があると日照が遮られてソーラーパネルの効果が半減することがある。
高層階(10階以上): 周囲の建物に遮られるリスクが低い。日照が安定しており、ソーラーパネルの効果が最大限に発揮される。
低層階(1〜5階): 向かいの建物や樹木で日照が遮られることがある。実際に設置前に、日中の時間帯に窓からどれくらい直射日光が入るかを1日観察するのが確実だ。新居導入ガイドでは、引っ越し時のスマートホーム計画の立て方も解説している。
気象庁のデータによると、年間日照時間は東京で約2,000時間、金沢で約1,600時間、札幌で約1,700時間。東京を基準にすると、金沢は約20%少ない日照になる。ソーラーパネルの効果も同じ割合で低下する計算だ。
曇天・雨天時の発電量

「曇りの日や雨の日はソーラーパネルが無駄になるのでは?」という疑問は多い。結論から言えば、曇天でも発電はする。ただし直射日光の20〜40%程度の出力だ。
天候別の発電効率
| 天候 | 発電効率(快晴比) | 充電への影響 |
|---|---|---|
| 快晴 | 100% | 3時間で充電維持 |
| 薄曇り | 60〜80% | 4〜5時間で充電維持 |
| 曇り | 20〜40% | 充電が追いつかない場合あり |
| 雨天 | 5〜10% | ほぼ充電されない |
| 雪(積雪あり) | 0% | 充電なし |
SwitchBotカーテン3のバッテリー容量は3,350mAhで、1日2回の開閉(朝開ける+夜閉める)で約8か月持つ(公称値)。1日あたりの消費電力は極めて少ないので、曇天が2〜3日続いても問題ない。問題になるのは「曇天が1週間以上続く」ケースだが、これは日本海側の冬を除けばまれだ。
Trusted Reviewsの長期テスト(イギリス・曇天が多い地域)では「11月〜2月の4か月間、ソーラーパネルだけでは充電が不足し、月1回のUSB-C充電が必要だった。3月〜10月の8か月間はソーラーのみで運用できた」と報告されている。イギリスは東京より日照時間が短いので、東京であればより長期間ソーラーのみで運用可能だ。
ソーラーパネルなし運用との比較

ソーラーパネル(2,780円)を買うべきか、USB-C充電で運用すべきか。コストと手間を比較する。
USB-C充電の実態
SwitchBotカーテン3のバッテリーは、フル充電で約6〜8か月持つ(1日2回の開閉、QuietDriftモード使用時)。英語圏のユーザーレポートでは平均7か月という報告が多い。
充電にかかる手間:
- カーテンレールからモーター本体を取り外す(30秒)
- USB-Cケーブルを接続して充電する(約5時間でフル充電)
- モーターをカーテンレールに戻す(30秒)
- SwitchBotアプリで位置キャリブレーション(1分)
充電中はカーテンの自動開閉が使えない。朝の自動起床シーンが動かなくなるので、充電は夜間に行うのが現実的だ。年2回の作業だが「カーテンレールからの取り外し」が地味に面倒。特に高い位置にカーテンレールがある場合、踏み台が必要になる。
コスト比較
| 項目 | ソーラーパネルあり | ソーラーパネルなし |
|---|---|---|
| 初期費用 | 2,780円 | 0円 |
| 年間充電回数(南向き) | 0回 | 2回 |
| 年間充電回数(東/西向き) | 0〜1回 | 2回 |
| 年間充電回数(北向き) | 2〜3回 | 2回 |
| USB-C充電の電気代 | 年間約5円 | 年間約10円 |
| 手間 | 設置1回のみ | 年2回の取り外し+充電 |
電気代の差はほぼゼロ。問題は手間だ。ソーラーパネルの2,780円は「年2回の充電作業からの解放」への投資と考えるべきだ。5年間で10回の充電作業が不要になると考えると、1回あたり278円の投資。カーテンレールの高さを考えれば、この金額は安い。
北向きの場合、ソーラーパネルだけでは充電が完全には追いつかないが、充電頻度を年2回→年1〜2回に減らせる。2,780円の投資でバッテリー寿命を延ばす副次効果もある(常にフル充電状態を維持するよりも、80%前後で維持する方がリチウム電池の劣化が遅い)。
充電ケーブルの取り回し ― きれいに設置するコツ

ソーラーパネルの設置で最も気になるのが、USB-Cケーブル(2.5m、白色)の取り回しだ。窓ガラスからカーテンレールまでケーブルが這う形になるため、何も工夫しないと見栄えが悪い。
ケーブルを目立たなくする3つの方法
方法1: カーテンレールの溝に沿わせる カーテンレールの上部には溝やくぼみがある場合が多い。ケーブルをその溝に沿わせて這わせると、正面からはほぼ見えなくなる。ケーブルクリップ(100均で10個入り110円)で固定すると安定する。
方法2: 白い配線モールで壁際に固定 窓枠から壁を伝ってカーテンレールまで配線モール(100均またはホームセンターで200〜500円)でケーブルを隠す。壁の色が白であればモールが目立たない。
方法3: ケーブルをカーテンの裏側に隠す ソーラーパネルからカーテンの裏側(窓側)にケーブルを通し、カーテンレールの端でカーテン3に接続する。正面からケーブルが一切見えなくなるが、カーテンの開閉でケーブルが引っ張られないよう、たるみを持たせる必要がある。
英語圏のReddit r/SwitchBotでは「方法1が最もシンプルで失敗しにくい。方法3は見た目が最高だが、ケーブルの断線リスクがある」というコンセンサスが形成されている。
ケーブル長が足りない場合
付属のケーブル(2.5m)は、窓の上部にソーラーパネルを設置し、カーテンレールの端にカーテン3がある標準的な配置で十分な長さだ。ただし、カーテンレールが非常に長い(3m以上)場合や、窓とカーテンレールの距離が離れている場合は足りないことがある。
その場合、市販のUSB-C延長ケーブル(500〜1,000円)で延長できる。ただしケーブルが長くなると電圧降下が生じるため、3m以内に収めるのが理想だ。
カーテン3とソーラーパネルの同時購入 ― セット割引

SwitchBotの公式サイトやAmazonでは、カーテン3とソーラーパネルのセットが割引価格で販売されることがある。
価格比較(2026年4月時点)
| 購入方法 | 価格 |
|---|---|
| カーテン3単体(ポールタイプ) | 8,980円 |
| ソーラーパネル単体 | 2,780円 |
| 個別購入合計 | 11,760円 |
| セット購入(公式/Amazon) | 10,480〜11,280円 |
| セールス時セット購入 | 8,980〜9,980円 |
セット購入で500〜1,280円ほど安くなる。SwitchBotセール攻略ガイドでタイミングの良い購入方法を紹介している。
後から単体でソーラーパネルを買い足す場合も2,780円なので、「最初はソーラーなしで試して、充電が面倒だったら後から追加」という選択もありだ。


遮光カーテンとの相性

遮光カーテンは寝室の必需品だが、「遮光カーテンを閉めるとソーラーパネルに光が当たらないのでは?」という疑問が生じる。
遮光カーテンでの運用方法
方法1: ソーラーパネルをカーテン上部に設置 カーテンレールの上、カーテンの布地が届かない位置にソーラーパネルを設置する。カーテンを閉めてもパネルは露出したままなので、充電が途切れない。
方法2: レースカーテン側に設置 日本の寝室は「遮光カーテン(室内側)+レースカーテン(窓側)」の二重構成が多い。ソーラーパネルをレースカーテンと窓ガラスの間に設置すれば、遮光カーテンを閉めてもレースカーテン越しに光が当たる。ただしレースカーテンを通過する光量は直射の40〜60%に低下する。
方法3: 日中はカーテンを開ける前提で運用 寝室のカーテンは「夜閉める、朝開ける」のが一般的。日中はカーテンが開いた状態でソーラーパネルに直射日光が当たるので、夜間の充電停止を日中の充電で補える。SwitchBotカーテン3の消費電力が極めて少ない(1日あたり約0.5mAh)ため、日中4〜5時間の充電で夜間の消費を十分にカバーできる。
9to5Googleのレビューでは「遮光1級カーテンの寝室で、方法3で運用。6か月間ソーラーのみで問題なし」と報告されている。
遮光等級別のソーラーパネル効果
日本のカーテンの遮光等級は1〜3級がある。等級ごとのソーラーパネルへの影響を整理する。
| 遮光等級 | 遮光率 | カーテン越しの光量 | ソーラーパネルへの影響 |
|---|---|---|---|
| 遮光1級 | 99.99%以上 | ほぼゼロ | カーテンの裏側に設置すると充電不可 |
| 遮光2級 | 99.80〜99.99% | わずか | カーテンの裏側に設置すると充電ほぼ不可 |
| 遮光3級 | 99.40〜99.80% | 少量 | カーテンの裏側でもわずかに充電可能 |
| 非遮光 | 99.40%未満 | 十分 | カーテン越しでも充電可能 |
遮光1級・2級カーテンを使っている場合、ソーラーパネルは必ずカーテンの外側(窓側)またはカーテン上部に設置すること。カーテンの裏側では充電がほぼゼロになる。
非遮光のレースカーテンやドレープカーテンであれば、カーテン越しでも40〜60%の光が透過するため、ソーラーパネルの設置位置に神経質になる必要はない。
SwitchBotカーテン3のレビューではカーテンレールの種類別の対応も解説している。賃貸の窓でカーテン3を導入したい人は賃貸スマートホーム化ガイドもチェックしよう。
二重カーテン構成でのベスト設置法
日本の住宅で最も一般的な窓の構成は「遮光カーテン(室内側レール)+レースカーテン(窓側レール)」の二重構成だ。この場合の最適な設置法は以下の通り。
カーテン3をどちらのレールに設置するか:
- 遮光カーテンのレール: 朝の光で目覚めたい人向け。カーテン3が遮光カーテンを開けると朝日が入る。
- レースカーテンのレール: プライバシー重視。レースカーテンを自動開閉してもプライバシーは遮光カーテンで保たれる。
ソーラーパネルの設置位置:
- カーテン3が遮光カーテンレールにある場合: ソーラーパネルは窓ガラスの上部(両カーテンの上)に設置
- カーテン3がレースカーテンレールにある場合: ソーラーパネルは窓ガラスに貼り付け、ケーブルをレースカーテンのレールまで引く
どちらの構成でも、ソーラーパネルのセル面が直射日光に当たる位置に設置することが鍵だ。
トラブルと対処法

吸盤が外れる
原因: 窓ガラスの汚れ、温度変化による吸着力低下、長期間の経年劣化 対処法:
- 窓ガラスの設置箇所をアルコールで清掃
- 吸盤のゴム面を水で濡らしてから再設置
- それでも外れる場合は、吸盤を交換(SwitchBot公式で部品購入可能)
Trusted Reviewsの長期テストでは「18か月間で吸盤が外れたのは1回。再設置で問題なく復帰した」と報告されている。年に1回程度の確認・再設置を習慣にしておくと安心だ。
充電されない(充電表示が出ない)
原因: USB-Cケーブルの接続不良、ソーラーパネルの角度、曇天 対処法:
- USB-Cケーブルをカーテン3から抜き差し
- ソーラーパネルの向きを直射日光に正対させる
- 天候が回復するまで待つ
- 改善しない場合はSwitchBotサポートに連絡
SwitchBotトラブル解決ガイドで他のトラブル対処法もまとめている。
ケーブルが目立つ
USB-Cケーブル(2.5m、白色)がカーテンレールの上を這う形になるため、見た目が気になる人もいる。
対処法:
- ケーブルをカーテンレールの溝に沿わせる
- 白い配線モール(100均で入手可能)で壁際に固定
- ケーブルクリップでカーテンレールに沿って固定
ブラインドポール・ロールスクリーンにソーラーパネルは使える?

SwitchBotの窓まわり製品は3つある。ソーラーパネルとの互換性を整理する。
| 製品 | ソーラーパネル対応 | 備考 |
|---|---|---|
| カーテン3 | 対応 | 専用ソーラーパネル(2,780円) |
| ブラインドポール | 非対応 | USB-C充電のみ(バッテリー持ち約12か月) |
| ロールスクリーン | 非対応 | USB-C給電(常時接続推奨) |
ブラインドポールはバッテリー持ちが約12か月と長いため、年1回の充電で済む。ソーラーパネルが使えなくても実用上の問題は少ない。
ロールスクリーンはバッテリー内蔵ではなくUSB-C常時給電が推奨されている。コンセントが近くにある窓向けだ。
窓まわり自動化ガイドで3製品の詳しい比較をしている。


ソーラーパネルの長期劣化と寿命
ソーラーパネルは消耗品ではないが、長期間の使用で徐々に発電効率が低下する。
劣化の主な要因
1. ソーラーセルの経年劣化 一般的な単結晶シリコンソーラーセルは、年間約0.5〜1%の効率低下がある。5年後でも初期性能の95%以上を維持する。SwitchBotのソーラーパネルに搭載されているセルも同様の劣化率と推定される。
2. 吸盤のゴム劣化 吸盤のゴムは紫外線と温度変化で硬化する。1〜3年で吸着力が低下し始め、窓から外れやすくなる。SwitchBot公式およびAmazonで吸盤の交換部品が入手可能だ。
3. USB-Cケーブルの断線 カーテンの開閉でケーブルに繰り返し力がかかると、2〜3年で断線のリスクがある。ケーブルにたるみを持たせ、引っ張り力がかからない配線にすることで寿命を延ばせる。
5年間のトータルコスト
| 項目 | コスト |
|---|---|
| ソーラーパネル本体 | 2,780円 |
| 吸盤交換(3年目) | 約500円 |
| ケーブル交換(任意) | 約500円 |
| 5年間合計 | 約3,780円 |
5年間で3,780円。1年あたり756円で充電の手間から解放される計算だ。SwitchBot全般のメンテナンスガイドも参照。
まとめ ― ソーラーパネルは南向き・東西向きなら必須

SwitchBotカーテン用ソーラーパネル(2,780円)の結論をまとめる。
南向きの窓: 必須。 完全メンテナンスフリー。充電ゼロで年中運用できる。迷わず買うべき。
東向き・西向きの窓: 推奨。 年間0〜1回の補助充電で済む。充電の手間をほぼ排除できる。
北向きの窓: 任意。 充電頻度を半減させる効果はあるが、完全メンテナンスフリーにはならない。充電が苦にならないなら不要。
2,780円の投資は「年2回の充電作業を5年間ゼロにする」対価と考えれば、十分にペイする。カーテン3と同時購入でセット割引を狙うのが最もコスパが良い。
SwitchBotカーテン3のレビューで本体の選び方を、窓まわり自動化ガイドで3製品の比較を確認しよう。電気代節約ガイドではカーテンの自動開閉による冷暖房費削減効果も検証している。
よくある質問
Q1. ソーラーパネルの寿命はどれくらい?
SwitchBot公式の保証期間は1年。実用上は3〜5年の使用が報告されている。劣化するのは主に吸盤のゴム部分で、ソーラーセル自体は10年以上の寿命がある。吸盤が劣化した場合は部品交換で対応可能。
Q2. 雪が積もったら発電しない?
雪が窓ガラスの外側に積もっても、ソーラーパネルは窓ガラスの内側に設置するため、雪の直接的な影響はない。ただし、雪で窓が覆われると光が遮られるため発電は停止する。雪が解ければ自動的に発電が再開される。
Q3. カーテン3を2台使っている場合、ソーラーパネルは2枚必要?
2台のカーテン3にはそれぞれ1枚ずつソーラーパネルが必要。両開きカーテンの左右に1台ずつ設置している場合、ソーラーパネルも2枚(5,560円)が必要になる。ただし片方だけソーラーパネルを付けて、もう片方はUSB-C充電で運用する節約法もある。
Q4. マンションの高層階で風が強い場合、吸盤は大丈夫?
ソーラーパネルは窓ガラスの内側に設置するため、風の影響は受けない。窓を開けた状態でも、パネルは窓ガラスに吸着したままだ。
Q5. 電気代の節約にもなる?
ソーラーパネル自体の発電量は微量(5V/120mA)で、家庭の電力消費に影響するレベルではない。ソーラーパネルの価値は「充電の手間をゼロにする」ことであり、電気代の節約目的ではない。ただし、SwitchBotカーテン3の自動開閉を利用した日射コントロール(冬は日中カーテンを開けて太陽熱を取り込む、夏は閉めて日射熱を遮る)は年間6,000〜7,000円の冷暖房費削減効果がある。詳しくはスマートホーム電気代節約ガイドを参照。
Q6. SwitchBotカーテン第2世代のソーラーパネルは第3世代でも使える?
SwitchBotカーテン第2世代用のソーラーパネル(Micro USB接続)は、第3世代(USB-C接続)には物理的に接続できない。第3世代用のソーラーパネルを新たに購入する必要がある。逆に、第3世代用のソーラーパネル(USB-C)を第2世代(Micro USB)に接続することもできない。世代間の互換性はないので注意が必要だ。
Q7. 窓用フィルム(UVカット・断熱フィルム)を貼っている場合、ソーラーパネルの効果は下がる?
UVカットフィルムはソーラーパネルの発電効率を10〜30%低下させる。断熱フィルム(遮熱フィルム)はさらに大きく、30〜50%の低下が報告されている。特にミラー系の遮熱フィルムはソーラーパネルの性能を大幅に低下させるため、フィルムの貼っていない部分にソーラーパネルを設置するか、フィルムの内側(室内側)にパネルを配置することを推奨する。
Q8. ソーラーパネルを複数枚つなげて充電速度を上げられる?
できない。SwitchBotカーテン3のUSB-Cポートは1つで、ソーラーパネルの接続も1対1だ。複数のソーラーパネルを直列・並列接続するための分岐ケーブルもSwitchBotからは販売されていない。1枚のソーラーパネルの出力(5V/120mA)がカーテン3の消費電力をカバーできるよう設計されているため、通常は1枚で十分だ。北向きの窓で充電が不足する場合は、ソーラーパネルの追加ではなくUSB-C補助充電で対応する方が現実的だ。
参考文献
本記事の執筆にあたり、以下のソースを参照した。
- SwitchBot公式 — Curtain 3 Solar Panel
- Smart Home Pursuits — SwitchBot Curtain 3 Solar Panel review(2025年)
- HomeKit Authority — SwitchBot Curtain 3 with Solar Panel setup guide(2025年)
日本語メディアも参照した。



