買い物袋を抱えた帰宅時、鍵を探すために荷物を一度床へ置くことがある。顔認証パッドを玄関の外側に置けば、決められた距離に立って顔を向けるだけの動線へ変えられる。
ただし、顔認証なら何でも同じではない。通常版は顔認証と指紋・暗証番号・NFCを組み合わせ、Proはそこへ手のひら認証を足す。すでにSwitchBotの対応ロックを使っている家は、ロック本体を買い替えずパッドだけ追加できる構成もある。
2026年8月20日に日本向け公式ページを開き直した時点では、1台用の通常セットが値引き前36,980円、Proセットが39,980円だった。両方とも商品ページにカート追加の表示を確認したが、値引きや在庫は購入時に変わるため、価格と販売状態はリンク先で確認したい。
先に玄関前の距離と、顔認証が使えない時の戻り道を決める。 その二つが収まる家なら通常版とProの差を比べ、既存ロックが対応するならパッド単体まで戻って考える。
- 初めて顔認証付きの構成を作るなら、通常セットを基準にする。
- 家族の顔認証が不安定になりそうな場面へ別の非接触手段を残すなら、Proセットを比べる。
- すでに対応するSwitchBotロックがあるなら、パッド単体の価格と連携条件を先に見る。
- Apple Home Keyを目的にするなら、このシリーズの名前だけで決めず、対応表を確認してから候補に残す。
36,980円と39,980円の差を玄関で使い分ける

通常セットは、ロック本体1台と顔認証パッド通常版の組み合わせだ。Proセットは、同じロック本体1台に顔認証パッドProが付く。差額は3,000円で、ロック本体の性能差ではなく、玄関の外側に残せる認証方法の差に支払う。
| 構成 | 2026年8月20日の値引き前価格 | 玄関で得るもの | 先に確認すること |
|---|---|---|---|
| 通常セット | 36,980円 | 顔認証を中心に、指紋・暗証番号・NFCへ戻れる | 顔を向ける位置と日差し |
| Proセット | 39,980円 | 顔認証に手のひら認証を加えられる | 手のひらをかざす距離と家族の使い方 |
| パッド単体 | 16,980円または19,980円 | 対応する既存ロックを活かせる | 既存ロックの対応状況と登録数 |
通常セットの購入ページで確認できるセット内容は、ロック本体1台と顔認証パッド通常版1台だ。購入時点で表示される色、割引価格、配送状態はカードのリンク先を確認してから注文する。
通常版を選ぶ理由は、顔認証のほかに指紋・暗証番号・SuicaやPASMOなどの交通系IC、NFCカードを予備として残せることだ。顔認証を使う頻度が高くても、帽子や逆光、電池残量などで別の入口が必要になる場面はある。
日本の顔認証セットと海外のVision系は、名前で混ぜない

日本向けの顔認証セットは、室内側のロック本体と、玄関外側へ後付けする認証パッドを組み合わせる商品だ。既存のサムターンへ取り付ける前提なので、購入前に見る場所はドアの室内側、パッドを置く外側、そして賃貸なら設置許可になる。
一方、海外公式のVision系は、ドアの既存錠を置き換えるデッドボルト型として案内されている。The Vergeは既存錠の上からかぶせる後付けではなく、錠前そのものを交換する製品として報じ、PCWorldもCES 2026で発表されたシリーズをデッドボルト型として紹介している。日本の公式ページにある顔認証セットと、海外で発表された製品群を同じ価格・同じ取り付け条件で比較してはいけない。
海外公式サポートの差分も、買い方を分ける材料になる。海外のProはMatter-over-Wi-FiでApple HomeやGoogle Homeへ直接追加できるが、第三者サービスから操作できるのは室内側のアセンブリだけと案内されている。日本向けのロック本体はMatterブリッジ経由の対応として掲載されており、接続方式が同じではない。
名称が似ているからと、海外記事の発売情報や価格を日本向け商品カードへ移さない。日本で買う構成は、日本公式の商品名、セット内容、取付可否、現在価格を基準にする。
通常版とProの差は、速さより「触れない予備」にある

通常版とProは、顔認証を中心に使う点が共通する。Proだけが手のひら静脈認証に対応し、公式仕様では認証距離約8〜25cm、対応身長約120〜200cmと案内されている。顔認証がうまくいかない時の別ルートを、触れずに残したいかが差額の判断軸だ。
| 比較項目 | 顔認証パッド通常版 | 顔認証パッドPro |
|---|---|---|
| パッドの値引き前価格 | 16,980円 | 19,980円 |
| セットの値引き前価格 | 36,980円 | 39,980円 |
| 顔認証 | 3D顔認証 | 3D顔認証 |
| 追加の非接触手段 | なし | 手のひら静脈認証 |
| パスコード・指紋・NFC | 対応 | 対応 |
| バッテリー | 5000mAh、1日各10回の条件で約1年 | 5000mAh、1日各10回の条件で約1年 |
| パッドの保護等級 | IP65 | IP65 |
通常版の公式ページは、顔情報をローカル保存すること、顔認証が使えない場合に指紋・パスコード・交通系IC・NFCへ戻れることを案内している。顔認証だけの機器ではないため、まず通常版で入口を減らす考え方は成立する。
Proでは手のひら静脈を最大100件登録でき、恒久登録と期間限定登録を分けられる。家族の手段を増やしたい時だけでなく、短期滞在者へ期限付きの方法を渡したい時にも使える。ただし、登録できることと、すべての人が同じ距離で認証できることは別なので、設置高さと立ち位置を先に合わせる。
通常版に足りないのは顔認証ではなく、顔以外の非接触ルートだ。 そのルートを家族が実際に使う場面があるならPro、指紋や暗証番号で戻れるなら通常版へ傾く。
Proセットのページで確認できるのは、ロック本体1台と顔認証パッドPro1台の構成だ。価格差だけでなく、手のひらをかざす位置が玄関で取れるかを確認してから商品を選ぶ。
顔認証は玄関前の60〜90cmに収まるか

通常版の日本公式ページが示す顔認証距離は約60〜90cm、対応身長は約120〜200cmだ。玄関前に立てる場所が狭く、ドアを開ける前に体を横へ逃がす家では、機能表の数字だけでなく実際の立ち位置を測ったほうがよい。
子どもは大人と同じ場所に立つとは限らない。SwitchBotのサポートは、子どもの認識精度を上げる方法として、デバイスから80〜90cmの距離、または地面から約1.3mの設置高さを案内している。これは認証成功を保証する数字ではなく、試す位置の目安として使う。
| 購入前に測る場所 | 確認すること | 合わない時の戻り道 |
|---|---|---|
| パッドから立つ位置 | 大人が60〜90cmに立てるか | パスコードやNFCを主入口にする |
| 子どもの目線 | 80〜90cm、設置高さ約1.3mを試せるか | 子ども用の別認証を登録する |
| ドア枠の側面 | 直射日光や強い逆光を避けられるか | A+Bプレートや日よけを検討する |
| 雨の当たる位置 | IP65だけでなく、取り付け面と排水を確認する | 壁面や側面へ位置を変える |
| 夏の直射面 | 周囲温度が高くなりすぎないか | 日陰へ移し、顔以外の方法を残す |
公式サポートは、直射日光や強い逆光で顔認証へ影響する場合、ドア枠の側面への設置を案内している。眼鏡、サングラス、帽子、ヘルメット、昼夜の違いで認証状態が変わる時は、それぞれの状態を登録する方法も示されている。
パッドはIP65で、通常版とProの公式仕様は動作温度を-20〜45℃としている。さらに英語の公式サポートは、周囲温度が60℃以上になると顔認証を安全のため一時停止し、Proの手のひら認証も影響を受ける場合があると案内する。その間もパスコード、指紋、NFCは使えるため、防水等級を見て、炎天下でも顔認証だけに頼れると決めないことが重要だ。
既存ロックがある家は、パッド単体まで戻って考える

SwitchBotの顔認証パッドは、公式ページでロックシリーズの複数製品と連動でき、ダブルロックでも1台のパッドで2台のロックを操作できると案内されている。すでに対応するロックを使っているなら、顔認証が欲しいだけなのに本体まで買い替える必要はない。
ただし、既存ロックの型番、ファームウェア、パッドの連携方法は購入前に公式の設定ガイドで照合する。二つの鍵を毎日使う玄関なら、ロック本体が2台必要な構成か、認証パッドが1台で足りるかを分けて数える。
顔認証パッド単体の公式価格は16,980円。セットの本体をすでに持つ家では、この価格と設置の手間を比べればよい。商品ページで確認できるパッド単体の具体的な一点は、5000mAhバッテリーと、解錠・施錠を1日各10回行う条件で約1年という目安だ。使う回数や環境で変わるため、期間を保証として扱わない。
Pro単体は19,980円。顔認証に加えて手のひら静脈認証を使いたい既存ロックユーザーは、この差額3,000円をパッド側へ払う。訪問者や家族の登録を増やす場合でも、恒久登録と期間限定登録を分け、使わなくなった登録を削除する担当を決めておきたい。
HubとMatterは、顔認証とは別の費用として考える

顔認証パッドが玄関で解錠することと、外出先から状態を確認することは別の機能だ。公式ページでは、取り外し警報や家族への通知などにHub製品が必要と案内されている。遠隔操作や他社スマートホームへの連携を使うなら、パッドの価格だけで予算を決めない。
日本向けのロック本体は、公式のMatter互換表でMatterブリッジ経由の製品群として掲載されている。つまり、対応するHub、アプリ、第三者サービス側のコントローラーをそろえて初めて、スマートホーム連携の入口ができる。顔認証の成否とMatterの接続方式は別々に確認する。
| やりたいこと | 必要になる確認 | 価格判断 |
|---|---|---|
| 顔を向けて玄関を開ける | パッドとロック本体、立ち位置 | 通常版とProを比較 |
| 外出先から状態を見る | 対応Hub、アプリ、ネット接続 | Hubを別予算にする |
| Apple Homeへ追加する | 対象製品のMatter方式 | ブリッジが必要か確認 |
| iPhoneやApple WatchをHome Keyでかざす | Apple Home Keyの対応可否 | 非対応なら目的から外す |
日本向けのロック、ロックPro、ロックUltraはApple Home Keyに対応しないと公式サポートが案内している。顔認証パッドへSuica、PASMO、ICOCAなどの交通系ICやNFCカードを登録できても、それはHome Keyそのものではない。
海外のVision ProはMatterでApple Homeへ追加できる一方、海外公式サポートは外側のアセンブリを第三者サービスから操作できないと案内している。また、海外のVision系もApple Home Key対応とは別に扱われている。Matter対応とHome Key対応を一つの言葉でまとめないことが、買い間違いを防ぐ。
玄関の条件が合わないなら、セットを買わずに戻す
顔認証セットは、認証方法より先に設置面で止まることがある。次のどれかが解決できないなら、価格差を比べる前に購入を保留する。
- パッドを固定できる平らな面がなく、ドアを開ける人の立ち位置も取れない
- 朝夕に強い逆光が入り、側面や日よけへ移せない
- 賃貸や共用玄関で、貼り付け・ねじ止め・マグネットの許可を取れない
- 上下二つの鍵を毎日使うのに、1台用の構成だけを見ている
- Apple Home Keyが購入の第一目的なのに、非対応を受け入れられない
- 顔認証が止まった時に、暗証番号・指紋・NFC・物理鍵のどれも残せない
この場合の買わない選択は、スマートロックを否定するものではない。既存ロックが対応する家はパッド単体、顔認証が不要な家は暗証番号や指紋を中心にした構成、設置許可が取れない家は物理鍵を残す運用へ戻せる。
上下二つの鍵を使う家では、まず室内側のサムターンを二つ数える。1台のパッドで操作できても、ロック本体の数が足りなければ、外側だけ顔認証になって室内の施錠動作が残る。商品ページの1台用・2台用の表示と、玄関の実数を同じ画面で照合する。
買った当日に確認する順番を決めておく
設置後すぐに家族全員の顔や手のひらを登録するより、一人分の登録と予備の開け方を先に確認したほうが切り分けやすい。
- 玄関の室内側でロック本体の適合と、外側でパッドの立ち位置を確認する。
- パッドとロック本体を充電し、アプリの案内に従って連携する。
- 顔認証を昼と夜、眼鏡の有無など実際の状態で試す。
- 暗証番号、指紋、NFC、物理鍵の少なくとも一つを予備として使える状態にする。
- 家族を追加する時は、登録名、削除担当、期間限定の有効期限を決める。
- 玄関の外から開けられることだけでなく、施錠、半ドア、電池残量の通知も確認する。
顔認証が一度通っただけで、雨の日や逆光でも同じように使えるとは限らない。最初の一週間は、顔以外の解錠手段をしまい込まず、実際の帰宅時間と服装で確認する。
よくある質問
海外のVision系と日本の顔認証セットは同じか
同じ商品として扱わない。日本向けセットはロック本体へ外付けパッドを組み合わせる構成で、海外のVision系は既存の錠前を交換するデッドボルト型として案内されている。価格、発売時期、設置条件は別に確認する。
すでにSwitchBotのロックを使っている場合はどうするか
公式の対応機種と設定手順を確認し、顔認証が欲しいだけならパッド単体を先に比べる。ダブルロックなら、パッドの台数ではなくロック本体の台数と、1台のパッドで操作できる組み合わせを確認する。
Proの3,000円差は何に払うのか
顔認証そのものではなく、手のひら静脈認証を追加する差額だ。顔認証が使えない場面に触れない予備手段が必要か、家族が実際に使うかで決める。登録数が多いだけでProを選ぶ必要はない。
Apple Home Keyで解錠できるか
日本向けのロック本体はHome Key非対応と公式サポートに記載されている。交通系ICやNFCカードのタッチ解錠、Matter経由のApple Home連携、Home Keyは別の機能なので、欲しい操作を分けて確認する。
屋外に置いて雨や夏の日差しに耐えられるか
パッドの仕様はIP65で、通常版とProの動作温度は-20〜45℃。直射日光や強い逆光は認証へ影響する場合があり、周囲温度が60℃以上になると顔認証が一時停止するという公式案内もある。日陰、側面設置、暗証番号やNFCなどの予備手段まで一緒に考える。
結論:通常版を基準に、Proは家族の予備手段で決める
初めて購入する家は、値引き前36,980円の通常セットを基準に、玄関前の60〜90cmと顔以外の解錠手段を確認する。手のひら認証を家族の実用的な逃げ道にしたい場合だけ、39,980円のProセットへ3,000円を足す。
すでに対応するロックがある家は、16,980円の通常パッド、または19,980円のProパッド単体を先に見る。上下二つの鍵、日差し、賃貸の設置許可、Home Keyの要否が決まらないままセットを買うと、顔認証以外の条件で止まる。
価格・セット内容・在庫表示は2026年8月20日に確認したが、販売ページの表示は変わる。購入時は通常版とProのカードからリンク先を開き、選んだ構成、価格、配送状態、返品条件をもう一度確認する。





